Abstract: Shiinoki Hiroshi (2009)

日本近現代史の資料の宝庫、朝日新聞データベース

新聞は1日過ぎると古新聞と呼ばれますが、古新聞を蓄積したものは、古くなればなるほど貴重な歴史的資料になります。新聞は時代をよく映し、過去の出来事を調べるのに役に立ちます。そんな新聞記事を探すのに便利な朝日新聞のオンラインデータベース「聞蔵IIビジュアル」(http://database.asahi.com/library2e/)を紹介します。記事テキストに加え、紙面や写真・図表を含む切り抜きイメージが見られるデータベースです。1945年からきょうまでの新聞記事が調べられます。すでに、約900の大学図書館・公共図書館で利用されています。ヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアの大学図書館、国立図書館で、近現代を代表する日本メディアとしてご利用いただいています。

Abstract: Matsui Tadashi (2009)

ヨミダス歴史館−−135年の日本の歴史をオンラインで

ヨミダス歴史館は、日本の近現代史を詳細かつ鮮やかに再現する画期的なオンライン新聞記事データベースです。1874年の読売新聞創刊号から最新号まで、1000万件以上の記事を、簡単な操作で検索・表示することができます。 1874年から1989年までの記事については、当時の新聞紙面のレイアウトで表示します。見出しやキーワードなど様々な方法で検索でき、新しい言葉で古い記事を探し出すことも可能です。例えば「公害」というキーワードで検索すると、まだ公害という言葉が使われていない古い記事についても、見つけ出すことができます。 このほか、1986年以降の日本語の記事テキスト480万件、1989年以降の英字紙「デイリー読売」の英文記事テキスト17万5千件なども収録されています。

ヨミダス歴史館は、日本の近現代史や世相の移り変わりの基礎調査資料として、また日本語の変遷を探る資料としても役立ちます。デモンストレーションでは、ヨミダス歴史館の使いやすいインターフェースや豊富なコンテンツについて、実演を交えてご紹介します。

Abstract: Mitake Daikichi (2009)

Introducing The Current Situation of E-resources in Japan and The U.S. Market

現在海外で利用可能な日本のオンライン文献に関して、各データベースの簡単な紹介とその利用状況を解説する。 日本のオンライン文献がどのように海外へ広まっていったか、地域別統計を交えて発表する。 さらに海外の中から北米市場を例に取り、コンソーシアム利用例など日本市場と比較しながら紹介する。その際に、利用規約、利用形態、利用統計、更新手続き等などデータベース販売代理店の役割についても言及する。

Abstract: Tanaka Masashi (2009)

Outline of JapanKnowledge’s New Contents. Nihon Koten Bungaku Zenshu 日本古典文学全集 and Kokushi Daijiten 国史大辞典

事典・辞書を中心とする日本語基礎資料のデータベース「ジャパンナレッジ」に新コンテンツが続々と追加されます。その中でも特筆すべきなのは、『新編 日本古典文学全集』(小学館、2010年1月予定)『国史大辞典』(吉川弘文館、2010年7月予定、JKセレクトシリーズ)の二つです。日本文学や歴史研究には欠かすことのできないこれら二つの新コンテンツが加わったジャパンナレッジの新しい魅力をご紹介いたします。